関わる人誰しもを幸せにしたい~100%のリスクを自社で負う~

創業者であり現代表の上田が、苦境の中から生み出した、創意工夫が凝らされたビジネスモデル。

しかし、当初は現在のモデルの構想とは少し違ったんだとか。

上田:「そうですね。かっこよくいうと。かっこ悪くいうと、誰も聞いてくれなかったっていうのも裏側にありました。
腹くくるしかなかった。」

現在は年商68億円規模の会社の創業者である、上田。

しかし、このビジネスが構築されていく過程には、大きな決断が必要でした。

リスクを背負ったからこそ得られた強い目的意識と、積み上げてきた自信。その過程には、いったいどのような背景があったのでしょうか?

[再生時間2:29]

「コスパクリエーションのビジネスモデル① 関わる人誰しもを幸せにしたい~学生向けに事業内容を解説~」

もぜひご覧ください。

(一部抜粋)

上田:当時、実はですね、通販素材.com作った時に迷いもあったんですよ。その頃、コンサルティングっていう形にすることもちょっと考えたんです、実は。

佐藤:EC事業者に対して?

上田:はい。コンサルティングをすることによって、仕入れ先を紹介するから自分でやってもらって、リスクも取ってもらって、っていうのも考えたんですよ。
ただその前に2~3社コンサルティングをやっていたんですよ自分で。社内にお金がないし、アルバイト的な感じだったんですけど。コンサルって聞いてくれないんじゃないですか、話を。その洗礼を浴びたんですよね、最初。商品企画だったんで、これ売れますよといっても、向こうの財布でやる以上なかなかやってくれないんですよね。

佐藤:たしかに。

上田:通販素材.comをやるときに、何社か実はアナログでスタートしたんですけど、営業かけても誰も話を聞いてくれないんですよね。
それでもう腹くくって、リスクを100%持とうと思って。それが最大の決断の1つではあったんですよね。

佐藤:なるほど。

上田:そうすることによって、自社での企画の精度をあげなくちゃいけないってなるじゃないですか。社内的に精度があがるっていうシステムを社内に埋め込まなきゃいけない、っていう発想にもなりましたし、100%在庫リスクを持つわけなので、倒産と裏腹なんですけど、1番ノウハウがたまるっていう状況ができるんですよね。
うちだけそうだったんです。
競争相手はみんな在庫リスクはなしのモデルにしたんですね。それで、勝てると思いましたね。リスクはっているほうが勝てると。
前職で企画やっていたので、卸も経験して、ネットで売れるのも確認していたので、何が売れるか大体わかっていました。感覚的にですけど。過去に広く商品を扱っていたので、それが活きましたね。

佐藤:「売れる自信があるから、会費は一切無料です」というところに行きついたと。

上田:そうですね。かっこよくいうと。かっこ悪くいうと、誰も聞いてくれなかったっていうのも裏側にありました。腹くくるしかなかった。


《対談者プロフィール》

佐藤孝治

株式会社ジョブウェブ 代表取締役会長
1972年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。就職活動後、大学4年生の96年10月ジョブウェブを創設。97年7月アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。99年10月ジョブウェブを法人化し代表取締役社長就任。以後、学生の就職支援と企業の採用支援を通じて、 学生と企業の本音コミュニケーションをサポートしている。2013年7月より代表取締役会長に就任。
著書に「廃止論(PHP出版)」「内定の原則(英治出版)」等。
公益財団法人日本ユースリーダー協会 理事
一般社団法人アスバシ教育基金 理事

上田敬太郎

株式会社コスパクリエーション 代表取締役
新卒で大手通販企業に入社。その後、2001年に理想の組織づくりを目指して、 株式会社コスパクリエーションを創業。『通販素材.com』を立ち上げ、ネット通販の供給側に在庫リスクゼロで販売ができる、BtoBtoCの事業モデルを構築した。常日頃から本を読むことが好きで、その幅はとてつもなく広く、ビジネス書だけでなく、哲学、音楽、芸術、歴史に精通しているため、質問に対して返答がないケースは稀。しかし、高校まではピッチャーとして甲子園を目指したり、大学ではボート部に所属していたりと体育会系でもある。