「生きることに飢えている人にうちに来てほしい」

コスパクリエーション代表の上田社長は、ジョブウェブ佐藤会長との対談の中で、「生きることに飢えている人にうちに来てほしい」そう言葉を発した。

[再生時間13:36]

“本質的かつ場に応じた適切な問い”
それは世の中を見渡すときも、会社の中にいても、意思決定を行う上でとても重要な視点だ。自分の頭で考えて考えてひねり出す。

懸命に出した答えやアイディアさえ、一瞬で消え去ることもあるだろう。

それでも考えることを諦めない人、それが上田社長の言う、「生きることに飢えている人」なのではないか。

では、「生きることに飢えている人」は、「ハイパフォーマー」になりうるのか。

そもそも上田社長の言う「ハイパフォーマー」とは、どんな人なのか。上田社長の「理想の組織」というゴールを軸に、今回の対談を聞きながらひも解いてみた。

問題、課題、仮説、検証…

表面的な言葉に、上田社長は自分なりの意味を乗せていく。そもそも問題の根源はどこにあるのか、ひたすら繰り返す問い。

これが一体、「理想の組織」とどう結びつくというのか?

「あるべき姿(目的)」と「今ある現状」との差を問題としたときに、何度も深堀りしてその目的や現状、問題を定義する。

それを言語化することが、仲間内の問題に対する意思疎通をはかる手段となりうる。

その上で仮説を立て課題を設定し、目的を達成するための思考プロセスを共有できた状態が、チームを通しての真の問題解決に繋がってゆくのではないか、それが本対談をみて私が感じたことだ。

課題が明確化すると何の情報を収集すればいいかが分かり、同じ問題を解決した人にも対処法を相談することができる。

質の良い報連相や社内コミュニケーションにも繋がってゆくのだろう。

さらには、やるべきこと(課題)と目指す未来(目的)が明確になるため目に見えないものに向かっていくという不安が消える。

解決に向けたわくわくする気持ち、乗り越えてやるぞ、(目的・目標を)達成してやるぞという強い意志に変わっていく。

上田社長の言葉を1つ1つ拾いながら、コスパクリエーションの強みは、ここにあるのだと確信した。

「問題解決の視点」を持った「ハイパフォーマー」が複数いることで、「本当にそうなの?」を繰り返す「検証」の精度も増す。意思決定できる人材が育ち、裁量が増すことで自分自身も、会社も、関連するエコシステム全体も育ってゆく。

これこそが、もしかしたらハイパフォーマーを育て上げるOJTの本質なのかもしれない。

個人の内部に包括された「思考」という小さなパーツから、エコシステム全体を俯瞰した、まさに上田社長らしい視点の対談であった。

学生時代から思い描く「理想の組織」、その本質は、個の本質的思考の循環にあったのだと、私は思う。

理想の組織を追い続けてきた上田社長が発する言葉、その1つ1つに、組織を通して実現したい想いを垣間見たようであった。

(赤田佳奈絵)


《対談者プロフィール》

上田敬太郎

株式会社コスパクリエーション 代表取締役
新卒で大手通販企業に入社後、2001年に理想の組織創りを目指すために、 株式会社コスパクリエーションを創業。『通販素材.com』を立ち上げ、ネット通販の供給側に在庫リスクゼロで販売ができる、ドロップシッピングの事業モデルを構築した。常日頃から本を読むことが好きで、その幅はとてつもなく広く、ビジネス書だけでなく、哲学、音楽、芸術、歴史に精通しているため、質問に対して返答がないケースは稀。しかし、高校まではピッチャー5番、副キャプテンいう典型的な高校球児として甲子園を目指したり、大学ではボート部に所属していたりと体育会系でもある。

中村寛大

株式会社ジョブウェブ エグゼクティブ プランナー
2012年新卒でジョブウェブに入社後、多くの素晴らしいお客さまに育てられ、コンサルタントとして様々な企業規模のクライアントに対して組織の問題を解決するコンサルテーションを提供。個人のビジョンは、マイナスをプラスにすることであり、ビジネスで社会課題を解決することが生きがいと感じている。また、正解のない問いについて延々と考えることや仕組みを考えることが好きで、その手の話になると俄然燃える傾向にある。