社会を構成する人たちが、社会的に承認を得る場所や機会がある。

コスパクリエーション代表の上田社長は、今回の対談で、「社会を構成する人たちが、社会的に承認を得る場所や機会がある」という状態が“善き社会”であると解説している。

この動画は、ビジョン・ミッションに関して深く追求し続ける上田社長が“善き社会”をどう描いているのか。

それはどう実現し、その中でのコスパクリエーションの役割は何か、という疑問に関して、ジョブウェブの中村氏と対談した内容です。

[再生時間18:52]


<所感>
ビジョン、ミッションを突き詰めていく中で、それが達成された状態が“善き社会”となるわけだが、“善き社会”とはいったい何なのだろうか。

今回の対談の中で上田社長は、「社会を構成する人たちが、社会的に承認を得る場所や機会がある」という状態を善き社会なのではないかと定義づけていた。

確かに、現代は社会の仕組みや風潮、インターネットの発達も一部相まって、“承認を得る機会”に触れることが増えているのも事実だ。

SNSのフォロワーで友達の数が大体分かり、飲み会の写真を頻繁にアップすることで“リア充”をアピールする人も少なくない。

その中で社会に溶け込めず、承認を得る機会を上手く掴むことができなかった結果、引きこもりになってしまった経験がある人は、人口の約10%にも及ぶそうだ。承認に触れる機会が多い故に、承認されない人も量産されてしまった結果なのだと思う。

日米通算4257安打を達成した際のイチロー選手は、記者会見で「自分はいつも(無理と言われて)人から笑われたことを達成してきた。これからもそうしていく。」と言い残した。

その眼の奥が光っていたのが、とても印象深く残っている。

人からの意見に耳を傾けながら、しかし他人の承認を目的とせず、自分自身を信じ熱くコミットし続けることの難しさを、実感するばかりである。

多くの人にとって、イチロー選手のように自分の価値観の中だけで自分を律し続けることは難しい。

とすると、「価値にコミットしやすい環境をつくること、場を提供すること、役割を生み出していくこと」が重要になってくる。

「価値にコミットする」「価値そのものを創造しようとする」その時間の使い方自体が、生き方としての価値になる。

だからこそ、きっかけづくりとサポートをキーとして、それに向き合いやすい環境や風潮をつくりあげていくこと。

その中でもちろん関わるバリューチェーン全体、人に対しても、資源や環境に対しても、組織として承認をしていく。

それが文化として当たり前に根付いている、そんな組織をつくり、個人が役割を持てる場を広げていくことが、善き社会を実現するための手段であり、それを先導していくことが、コスパクリエーションの役割だと言えるのではないだろうか。

(赤田佳奈絵)


《対談者プロフィール》

上田敬太郎

株式会社コスパクリエーション 代表取締役
新卒で大手通販企業に入社後、2001年に理想の組織創りを目指すために、 株式会社コスパクリエーションを創業。『通販素材.com』を立ち上げ、ネット通販の供給側に在庫リスクゼロで販売ができる、ドロップシッピングの事業モデルを構築した。常日頃から本を読むことが好きで、その幅はとてつもなく広く、ビジネス書だけでなく、哲学、音楽、芸術、歴史に精通しているため、質問に対して返答がないケースは稀。しかし、高校まではピッチャー5番、副キャプテンいう典型的な高校球児として甲子園を目指したり、大学ではボート部に所属していたりと体育会系でもある。

中村寛大

株式会社ジョブウェブ エグゼクティブ プランナー
2012年新卒でジョブウェブに入社後、多くの素晴らしいお客さまに育てられ、コンサルタントとして様々な企業規模のクライアントに対して組織の問題を解決するコンサルテーションを提供。個人のビジョンは、マイナスをプラスにすることであり、ビジネスで社会課題を解決することが生きがいと感じている。また、正解のない問いについて延々と考えることや仕組みを考えることが好きで、その手の話になると俄然燃える傾向にある。