“Eコマースのインフラをつくる会社”であるコスパクリエーション。

この動画は、創業者の上田社長が創業以来さまざまな変化を経験した中でも、変わらなかった価値観は一体何なのか。

また、反対に企業活動において変わるべきものとは一体何なのか、ということを、ジョブウェブの中村氏と対談した内容です。

[再生時間11:42]


<所感>
上田社長が起業してから以降、今まで変わらない価値観は、「世の中を捉えたい」「社会のメカニズムを捉えたい」という想いであった。

だからこそ、自分がそのための探求のアプローチの仕方として、過去の切り売りはやめ、新しいものを追求し続ける「創造的破壊」が不可欠であるという。

その言葉を聴いて、TEDx U TOKYOに登壇されていた平野正雄さんが、「なぜ組織は変わらないのか」という題で話をされていた内容が頭に浮かんだ。

彼によれば、この30年前後での日本や世界の経済環境の変化を大きく3つに分類すると、①グローバライゼーション=世界との関わり ②マーケタイゼ―ション=資本市場の拡大(1日あたり600兆円の市場取引) ③デジタライゼーション=IT技術の革新 と分けることができるという。

では、これだけ外部環境が変わったにも関わらず、なぜ組織内の変革は難しいのか。

1つ目の理由は、思考停止の状態が生まれてしまっていること。
典型的なのは成功体験であり、その価値観が組織に根付いている以上、チャレンジしても出来ない理由を挙げられ報われないことが多い。組織的に内向き、思考停止になってしまうことを避け、それこそ上田社長の言う、「チャレンジする人が偉いという組織文化」をつくることが出来るか否かが重要になってくる。

2つ目は、スキルの欠落。身に着けた知識の範囲内で解決しようとしてしまうことが多いのだとか。
アブラハム・マズローは、” If all you have is a hammer, everything looks like a nail.(金槌しか持っていないときは、すべての問題が釘のように見える。)” と言い残している。つまり、自分が持っている手段に固執すると問題を正しく捉えられなくなる、という戒めの言葉である。

3つ目は、利益共同体の中にあるしがらみ。
調整コストが膨大になって、変化が出来ない状態にまで複雑化した組織の中では、利害関係者に強い意志持って意見できる、それが評価される風通しの良い環境が必須になってくるだろう。

長く続けば続くほど、変化が怖くなってしまう。

考えないことは楽だし、当たり前が変化していくことは確かに怖い。新しい発想を取り入れ続けること、それを当たり前とする環境を確立していくのは、この不安定な経済状況の中では確かに難しい。

しかしながら、そんな中でもコスパクリエーションは、大胆に組み替える勇気を持っている人、物事を完成させず、考え続けることができる人間こそが評価される風土をつくろうとしており、それに向き合える人こそが活躍の可能性に満ちている場だと、改めて実感した。変革をするというのはリスクを伴う。

決めて断つには勇気がいる。そんな勇気を応援しあえる、評価しあえる、素晴らしい環境がここにはある。

(赤田佳奈絵)


《対談者プロフィール》

上田敬太郎

株式会社コスパクリエーション 代表取締役
新卒で大手通販企業に入社後、2001年に理想の組織創りを目指すために、 株式会社コスパクリエーションを創業。『通販素材.com』を立ち上げ、ネット通販の供給側に在庫リスクゼロで販売ができる、ドロップシッピングの事業モデルを構築した。常日頃から本を読むことが好きで、その幅はとてつもなく広く、ビジネス書だけでなく、哲学、音楽、芸術、歴史に精通しているため、質問に対して返答がないケースは稀。しかし、高校まではピッチャー5番、副キャプテンいう典型的な高校球児として甲子園を目指したり、大学ではボート部に所属していたりと体育会系でもある。

中村寛大

株式会社ジョブウェブ エグゼクティブ プランナー
2012年新卒でジョブウェブに入社後、多くの素晴らしいお客さまに育てられ、コンサルタントとして様々な企業規模のクライアントに対して組織の問題を解決するコンサルテーションを提供。個人のビジョンは、マイナスをプラスにすることであり、ビジネスで社会課題を解決することが生きがいと感じている。また、正解のない問いについて延々と考えることや仕組みを考えることが好きで、その手の話になると俄然燃える傾向にある。