「戦略・戦術よりももっと高い次元のものがある」

戦略は、如何に無駄な戦いを減らすか考える事。

戦術は、どのように戦うかという方法論。

さて、みなさんに質問です。

「戦略や戦術は何のために存在するのでしょうか?」

「企業の存在目的は何でしょうか?」

「あなたは何のために働きますか?」

いずれの質問に対しても、自分自身の中に明確な解を持っていますか?

正解などないかもしれません。

ただ、自分の主義、信念、価値観を揺るぎないものにすることはできるのではないでしょうか?

[再生時間31:39]


<ビジョン・ミッションを哲学から考える>〜一部抜粋〜

上田:MBAは戦術戦略までを学ぶところまで。ミッション・ビジョンは大事だよ、ということまでは理解できるんだけど、どう体系立ててビジョン・ミッションをつくるのか、という概念がない。そこがもの足りない。

中村:ヘーゲルのとらえ方を身に着けて、この時代でうまく使えるビジョン・ミッションを確立していきたいという認識ですか?

上田:ビジョン・ミッションが魅力的かどうか。そこに本当に自信が持てるかどうかというのが1番大事だと思うんですよ。ビジョンは未来を予見するのと同じ。予見することはできる。
自分自身が確実な自信を持ちたい。どんなことをやっていても、自分の組織づくりのなかでも自分自身がやるべき仕事はここだと思う。

中村:「コスパクリエーション」という会社の人格を、もっと鮮明にしていきたいという感じですか?

上田:そうですね。枠組みでなく、どうやってモチベーション高い人が集まってくるようにして、中途半端に高かった人もモチベーションが高まるようにして、楽しんで仕事して、結果をだせるようになるのかっていうこと。
学問的に科学的にいうことはわかる。だからダメなんですじゃなく、そこを変えるのが哲学。分析してだめなところを論ったって、暗くなるだけ。
3年後5年後どうするべきか、じゃあ今何すべきか、ってことが出てこない。

ダメな理由だとか、いい会社の事例は言ってくれるし、そんなのわかる。でも、結局1番関心があるのは自分の会社のこと。最大関心があるのは、それぞれ自分自身が幸せになれるのか否か。そこが組織開発の急所。みんながどう体系立てて納得しているのか?追及するのか、確立されるのか?

そもそも経営学の体系の中に哲学がないのが不思議だよね。
宗教的なのは中途半端で、論理で詰めなきゃというのがヘーゲル。

なんで哲学なんてあるのか?
それは、水泳のように世の中をうまく泳げるようになるためなんじゃないかな。

言葉を定義しなおして自分の中に入れて現実で使う。
基本的に方法論が稚拙すぎる。犬かきで海を渡ろうとしてる。哲学は、クロールとか泳法を覚えるようなイメージなんだよね。


《対談者プロフィール》

上田敬太郎

株式会社コスパクリエーション 代表取締役
新卒で大手通販企業に入社。その後、2001年に理想の組織づくりを目指して、 株式会社コスパクリエーションを創業。『通販素材.com』を立ち上げ、ネット通販の供給側に在庫リスクゼロで販売ができる、BtoBtoCの事業モデルを構築した。常日頃から本を読むことが好きで、その幅はとてつもなく広く、ビジネス書だけでなく、哲学、音楽、芸術、歴史に精通しているため、質問に対して返答がないケースは稀。しかし、高校まではピッチャーとして甲子園を目指したり、大学ではボート部に所属していたりと体育会系でもある。

中村寛大

株式会社ジョブウェブ エグゼクティブ プランナー
2012年新卒でジョブウェブに入社後、多くの素晴らしいお客さまに育てられ、コンサルタントとして様々な企業規模のクライアントに対して組織の問題を解決するコンサルテーションを提供。個人のビジョンは、マイナスをプラスにすることであり、ビジネスで社会課題を解決することに着手できることを生きがいとしている。また、正解のない問いについて延々と考えることや仕組みを考えることが好きで、その手の話になると俄然燃える傾向にある。上田社長と同じく小学校からサッカーをしていたため、サッカーはそれなりで負けず嫌い。一方、大学時代にモバイルアプリの製作会社でインターンをしていたが、ゲームが非常に弱く、ゲームが嫌いという側面も。