表彰されることが働きがいになることは良いとは思わない。

第2回のテーマは、「わき上がる働きがいとすり減らす働きがい。その違いはなにか。」
「働きがいは、どのように変わるか」の対談の中で、派生して話題となったため、ピックアップしてお届けします。

「目標の達成意欲」、「企業への貢献意欲」などの気持ちから目の前の業務に忙しくし、その企業で表彰をされた時に感じる働きがいややりがい。表彰されることは悪いことではないが、気をつけなければそこばかりに働きがいを見出してしまうと、自分が本来働きがいを感じることが見えなくなってしまうとと言います。

その理由はなぜでしょうか。
そして、働きがいを自分の中から見い出すためにはどうすればいいのかを対談でお伝えしています。

[再生時間13:19]

(一部抜粋)

新治:「今を生きよう」という言葉もあるように、日々に没頭することも良しとされている中で、目の前で忙しくしてしまうと、本来やりたいことがなんだったかなどを振り返ることができなくなったりしますよね。

中村:そうなると仕事を「こなす」ことになってしまいかねない。

新治:そうですよね。こなしている中、所属する企業で表彰式があり、そこで表彰されてそれが働きがいのように感じてしまいがちですよね。

上田:「表彰されたことが働きがいなのか。そうじゃないのか。」という議論はあって良いと思いますよね。本来は分かれているので。

新治:上田社長は、どちらもありだと思いますか?

上田:私は、表彰されることが働きがいになることは良いとは思わないですね。現代社会の病気だと思いますね。枠組みの中で1番になろう。褒めてもらおう。そこに働きがいを求めること。それによって経済的に豊かになったりすると、それが良いんだとなる。でもそれって、本当に充実しているのか。と感じますね。

新治:企業への帰属意識、所属意識ですよね。これまでは、企業に帰属意識を持って働けばやりがいを持って働けるはずだと思っていたけれども、どうやらこれからを考えるとその企業と個人の関係性はなにか変わるかもしれない。

上田:働きがいや生きがいを大事にする一方、日々食べていかない。だからこそ企業が大事だと思うんですよね。企業がまず儲かっている状態をつくった上で、従業員がやりがいを持って働けている状態、これを経営者がつくっていくことが大事。

新治:企業の中でも経営者が最初は両立をしたいという理想を掲げていたけれども、日々食べていかないといけないという状態から、最初はそんなつもりはなかったけれども経営者の考えを従業員に押し付けてくるかもしれない。

上田:実際によくある話ですよね。

新治:そこを上田社長はどうコントロールされているんですか?

上田:最も意識していることは…


《対談者プロフィール》

新治嘉章

株式会社ジョブウェブ 代表取締役社長
1984年生まれ。2006年、ジョブウェブ入社。
採用コンサルタントとして新卒採用を実施する企業の支援に携わる他、 自社の新卒採用責任者を歴任。
2010年に採用支援事業部長に就任し、商品開発、営業戦略の立案、 パートナーネットワークの構築などを手掛ける。
2012年、取締役に就任。2013年7月より代表取締役社長。

上田敬太郎

株式会社コスパクリエーション 代表取締役
新卒で大手通販企業に入社。その後、2001年に理想の組織づくりを目指して、 株式会社コスパクリエーションを創業。『通販素材.com』を立ち上げ、ネット通販の供給側に在庫リスクゼロで販売ができる、BtoBtoCの事業モデルを構築した。常日頃から本を読むことが好きで、その幅はとてつもなく広く、ビジネス書だけでなく、哲学、音楽、芸術、歴史に精通しているため、質問に対して返答がないケースは稀。しかし、高校まではピッチャーとして甲子園を目指したり、大学ではボート部に所属していたりと体育会系でもある。