「仕事選びの軸は損得勘定(メリット・デメリット)だけなのか」

第3回のテーマは、「就職しなくても生きてゆける世の中で企業に就職するメリットとはなにか」

アルバイトはもちろん、それ以外にもフリーランスや個人事業主などで就職をしなくても生活費を稼げる世の中で就職する意味とはなにかというテーマを新治社長よりいただきました。

それに対して、上田は「仕事選びの軸は損得勘定だけなのか」と言います。

その理由はなぜでしょうか。
よく考えがちな損得勘定の軸だけでなく、もう1つ考えた方が良い軸について対談でお伝えしています。

[再生時間51:57]

(一部抜粋)

上田:損得勘定だけの観点しか企業を選ぶ時に持っていない。それはとてもさみしいことだと思いますね。とはいえ日々生活をしていかなくてはいけないので、その観点は必要だけれどもそこに加えて必要なことは目的づくり、価値づくりの観点だと思うんですね。働く目的や仕事によって提供したい価値はなにかという観点。

新治:働いたことがない。もしくは経験が浅い中で企業を選ぼうとすると、給料などの福利厚生や働きやすさなどのわかりやすいことで判断してしまいがちなのかと思います。

上田:それは、ありますよね。お金の基準が目に見えやすいのに比べて、目的や価値の基準は目に見えないもの。例えば、私は野球をやっていたのですが、ピンチの時にピッチャーのマウンドのところに集まるんですね。あの時ってなんか楽しい。ピンチなのに楽しい。他にも体操競技で有名な内村選手も体操でやりがいを感じるのは団体だと答える。個人競技なのに。そういうなにが楽しかったのかを言葉にすることが難しいこと。それが組織で仕事をするメリットとして隠れていることだと思うんですね。「自分以外のなにかと一体になる楽しさ」というか。

新治:企業の中に入ると、企業が求めることの中で一体になることを求められ、自分がやりたいことができなくなるという感覚が今回の問いの中にはある気がします。

上田:それは絶対誤解ですよね。一人では想像もつかなかったような結果や可能性が会社にも自分にも生まれる。そこが組織の醍醐味ですよね。やりたくもない仕事をやる必要はまったくないので、そんな会社はやめた方が良いと思いますが。

新治:やりたい仕事かどうかを判断する上で、働く目的や仕事を通じて提供したい価値はなにかという話になるわけですよね。その目的や価値を見出していくにはどうしたら良いのでしょうか?

上田:それはこの前の対談にも通じる話がありますが…


《対談者プロフィール》

新治嘉章

株式会社ジョブウェブ 代表取締役社長
1984年生まれ。2006年、ジョブウェブ入社。
採用コンサルタントとして新卒採用を実施する企業の支援に携わる他、 自社の新卒採用責任者を歴任。
2010年に採用支援事業部長に就任し、商品開発、営業戦略の立案、 パートナーネットワークの構築などを手掛ける。
2012年、取締役に就任。2013年7月より代表取締役社長。

上田敬太郎

株式会社コスパクリエーション 代表取締役
新卒で大手通販企業に入社。その後、2001年に理想の組織づくりを目指して、 株式会社コスパクリエーションを創業。『通販素材.com』を立ち上げ、ネット通販の供給側に在庫リスクゼロで販売ができる、BtoBtoCの事業モデルを構築した。常日頃から本を読むことが好きで、その幅はとてつもなく広く、ビジネス書だけでなく、哲学、音楽、芸術、歴史に精通しているため、質問に対して返答がないケースは稀。しかし、高校まではピッチャーとして甲子園を目指したり、大学ではボート部に所属していたりと体育会系でもある。